日経225先物

『ダウ理論』を日経225先物に当てはめてみました。結構当てはまっている!

はまらないパズル

塩漬け

今見れば、明らかにトレンドは下降しているのに、3回も「買建」をして、身動きが取れなくなりました。こんな状態で損切りはしたくない。。。

何をどうすれば良いのか? しゃにむに”エントリーポイント”や、”上昇トレンド”、”相場の見方”、などなどと検索していると、『ダウ理論』というところに行きついた。

投資をやるなら、絶対的に知っておくべき基本中の基本。らしいのですが、知らなかった。。。でも、今知れて良かった。早速勉強!!

ダウ理論とは

ダウ理論(Dow Theory)とは、チャールズ・ダウが提唱した市場での値動きを評価するための理論である。

ダウ理論 - Wikipedia

ダウといえば、ダウ・ジョーンズのダウです。

1882年、チャールズ・ダウ、エドワード・ジョーンズ、チャールズ・バーグストレッサーの3人が出資して設立されたのが、ダウ・ジョーンズです。

手書きの経済ニュースレターをウォール街の経済関係者に配布することに始まり、「ウォールストリート・ジャーナル」が創刊されました。

100年以上前に経済新聞を作ったチャールズ・ダウが、提唱している理論です。以下の6つの基本法則から構成されています。

  • 平均はすべての事象を織り込む
  • トレンドには3種類ある
  • 主要トレンドは3段階からなる
  • 平均は相互に確認されなければならない
  • トレンドは出来高でも確認されなければならない
  • トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

ダウ理論は、『相場理論』なのですが、ダウは、基本的には平均株価市場について語られていた法則のようです。

ただし、先物や為替などの市場にも応用出来る基本的な相場理論と考えられています。多くはFXに当てはめて考えられているようですが、日経225先物に当てはめて考えてみようと思います。

平均はすべての事象を織り込む

「市場価格に全ての事が反映されている」という事。政府の金融政策や、様々な発表、中央銀行の舵取りや各企業の業績、市場の需要と供給のバランスや、世界動向、自然災害やそれによる復興など、世界各地で現象が市場価格に表れるというのが一つ目の法則です。

これは、日経225先物にも当てはまる事です。日本だけでなく、世界のさまざまな事象が反映されて、日経225先物も価格が変動しています。

トレンドには3種類ある

主要トレンド:1年~数年のサイクル、二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル、小トレンド:3週間未満のサイクルがある。

年単位の大きなトレンドの中に中程度のトレンド、中程度のトレンドの中に小トレンドが含まれているという事です。

個別銘柄チャートにも、設立から数十年の間に色々とありながらも緩やかな上昇トレンドというのは良くあります。個別銘柄は、仕込んでおいてからの長期成長を気長に待ちますが、先物取引の場合は、小トレンド(3週間未満)よりも更に小さなトレンドを狙う事になります。

サイクルは当てはまらないですが、3種類のトレンドがあるというのは先物取引にも当てはまってきます。

長期、中期、短期のトレンド。

小トレンドを一日とすると、中トレンドが1日~1週間、大トレンドが1週間~1か月。くらいに考えると当てはまりそうです。

イメージするとこんな感じでしょうか。大:緑、中:ピンク、小:黄色

主要トレンドは3段階からなる

  1. 先行期
    市場価格が下落し全ての悪材料は織り込み済みと判断した少数の投資家(プロの投資家)が、いわゆる"底値買い"をする時期。価格は、下落しているか底値圏で上下している。
  2. 追随期
    市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期。価格は、上昇局面にある。
  3. 利食い期
    価格が充分に上昇したところを見て、先行期に買いを入れた投資家が売りに出て利益を確定する時期。価格は既にその前から上昇局面にあるものの、その上昇する値幅は小さくなっている。

この3段階は、とても腑に落ちました。エントリー待ちでチャートを見ているときに、上のようなチャートの形を何度も見ました。先行期で上がってきた時にもう少し様子を見ようと思っていると下がってきて、下がるかと思っていると上がってきて、板が全面的にピカピカ点滅するのが追随期です。

追随期に焦って注文を入れようとするのですが、みるみるうちに上がっていき、約定するのはほぼ利食期に入っているところだったり・・・と何度もそんな状態になりました。

先行期は難しいにしても、追随期の「押し目買い」が出来るようになりたいです。

平均は相互に確認されなければならない

複数の平均的指標が存在する場合、その両者に同じシグナルが見られないなら明らかにトレンドとして捉えることは出来ないと考える。という事です。

日経平均株価、CME日経平均先物、NYダウの3つを毎日チェックしてきましたが、この3つが同じシグナルを出している日はほとんどありませんでした。この事実とトレンドを比較してみましたが、当てはまっていないようです。

  

トレンドは出来高でも確認されなければならない

市場の終値の変動を重視し、同様にトレンド発生の確認手段として出来高の推移も重視する。トレンドが発生すれば、出来高も増加している事を確認されなければならない。という事です。

出来高とは、成立した売買数の事です。先物取引での出来高は、日中取引開始時間に集中しています。

そしてその時間帯は、確かに大きな値動きがあることが多いようです。ただ、これをトレンドと呼べるかというと、そうではない気がします。

日経225先物でのトレンドと出来高は連動していないと思われます。

トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

トレンド相場が発生すると、明確な転換シグナル(サイン)が出るまではトレンド相場が続く。という事です。

上昇トレンドに乗ったら、明確な転換シグナルが出るまで「戻売」しない方が良いという事になりますね。その明確な転換シグナルとはどんなシグナルでしょうか。

確かに、ここから転換するよ。というサインが明確にわかれば、失敗がなくなります。がしかし、そんなに簡単にわかるものなのでしょうか?

この転換シグナルは、もっと深く掘り下げて勉強しようと思います。

「ダウ理論」を「日経225先物」に当てはめて考察

全てではないけれど、かなり当てはまると思いました。

  • 平均はすべての事象を織り込む
    日経225先物に関しても、あらゆる事象が織り込まれての価格として成立していると思います。
  • トレンドには3種類ある
    ダウ理論で言われているサイクルとは異なりますが、長期、中期、短期のトレンドがあると思います。
  • 主要トレンドは3段階からなる
    先行、追随、利食の3段階は、日経225先物にも確実にマッチしています。
  • 平均は相互に確認されなければならない
    日経平均株価、CME日経平均先物、NYダウでは連動していませんでした。日経平均株価とCME日経平均先物とは連動しているような気もしますが、詳しい検証が必要です。
  • トレンドは出来高でも確認されなければならない
    日経225先物は、イニシャルの出来高が大きいのですがイコールトレンドではありません。日経225先物においては、トレンドと出来高は連動していないと思います。
  • トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
    転換シグナルについては、更に詳しく調査をします。

6の転換シグナルについてはかなり重要なポイントかもしれません。買いから売りへの転換シグナルをキャッチする事が出来れば、投資家としては鬼に金棒でしょう!

転換シグナルについて、これからもっと詳しく勉強していと思います。

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