今回は、主にアメリカ国内で事業展開しているエネルギー供給企業、ワンオーケーをご紹介します!
ワンオーケーは、アメリカ合衆国の主要なエネルギー企業の一つで、パイプラインシステムの運営により天然ガスを輸送し、処理施設において天然ガスを処理し、商業的に利用可能な天然ガス、LPG、石油製品などを生産しています。主にアメリカ中西部、ロッキー山脈地帯、グレートプレーンズ地帯、南部地域などで事業を展開しています。
企業情報<Enterprise>
- 名称 ワンオーケー ONEOK, Inc.
- 本社 アメリカ オクラホマ州
- 設立 1906年
- 産業 ガス - E&P
- 事業内容 天然ガスおよび天然ガス液体事業
- 公式ウェブサイト https://www.oneok.com
100年以上の歴史を持つ、オクラホマ州の天然ガス先駆け企業。
銘柄情報<Brand>
- ティッカー OKE
- セクター エネルギーセクター
- 市場 ニューヨーク証券取引所(NYSE)
ニューヨーク証券取引所に上場してから70年近く不動の地位を築いている。
歴史<History>
- 1906年 オクラホマ天然ガス会社(Oklahoma Natural Gas Company)が正式に設立
- 1922年 創業16年で1000マイル以上のパイプラインでガスの供給
- 1954年 ニューヨーク証券取引所に上場
- 1980年 ONEOK ,Incの設立
- 1993年 ONEOK Partners, L.P. 天然ガス、LPG、石油製品の輸送、処理、販売を行う子会社設立
- 1999年 ONEOK Energy Services Company, L.P. 天然ガスの販売と市場リスク管理を行う子会社設立
- 2012年 ONEOK Westex Transmission, L.P. テキサス州西部で天然ガスの輸送を行う子会社設立
- 2013年 ONEOK Rockies Midstream, LLC ロッキー山脈地帯において天然ガス、LPG、石油製品の収集、輸送、貯蔵、処理、販売を行う子会社設立
- 2014年 One Gas Inc. アメリカ合衆国の3つの州で天然ガスの配給を行う子会社設立
- 2015年 ONEOK Bakken Pipeline, LLC 北部アメリカのバッケン地域において原油パイプラインの運営を行う子会社設立
天然ガスパイプライン、天然ガス液パイプライン、天然ガス処理プラント、LPG(液化石油ガス)貯蔵タンク、LPG販売業者など、部門ごとに子会社化していき、多数の関連会社を所有している。
配当<Dividend>
ONEOKは、安定した配当政策を実施しており、配当を積極的に支払っています。過去10年間で、配当を増やす年もありましたが、減配する年はありませんでした。
- 配当回数 年4回
- 配当確定月 1,4,8,11月
- 配当支払月 2,5,8,11月
- 配当金額
- 2018年からの株価と配当です。
2018年からの配当金額(ドル)です。
投資家にとって、配当は株価の上昇益よりも安定した収益源となり得ます。ONEOKは、そのような安定した配当を提供しているため、配当に重点を置く投資家にとっては魅力的な投資先の一つであると言えます。
分析<Analysis>
ONEOKは、エネルギー産業において重要なプレイヤーであり、株式投資家からの注目も高い企業です。
ONEOKは、過去数年間にわたって安定的な成長を続けており、その成長性について注目されています。天然ガスおよび天然ガス液の需要の増加により、主要な収益源であるパイプライン事業において需要が拡大しています。
また、天然ガス処理事業も拡大しており、同社は今後数年間にわたってこの事業で収益性を向上させる計画を進めています。
さらに、環境に配慮した事業展開にも注力しており、風力や太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用した電力を購入することで、自社の事業活動における二酸化炭素の排出量を削減しています。また、天然ガスの生産や加工において、環境負荷を低減する取り組みを進めています。
そして再生可能エネルギーについても研究開発を進め、将来的には再生可能エネルギー事業に参入することも検討しているとも報じられています。
エネルギーセクターは、世界的な情勢が非常に大きく影響するセクターですが、ONEOKは主にアメリカ国内での事業展開を行っているため、他のエネルギー銘柄より安心感があります。
買うか買わないか<Buy>
ONEOKは、エネルギーセクターの中では非常に安定している銘柄だと思います。
2018年から5年間のチャートです。コロナショックで価格が大きく下落しましたが、ゆっくり確実に値を戻しています。
高配当でもあり、保有する価値のある銘柄でしょう。購入して保有しています!
国外では、カナダとの取引には重点を置いており、カナダから天然ガスを輸入しています。また、カナダの天然ガスプロデューサーと協力して、天然ガスの生産や加工に関するプロジェクトを進めています。
さらに、メキシコとの取引にも取り組んでおり、メキシコとの国境を越えた天然ガスパイプラインを保有しています。このパイプラインを通じて、ONEOKはメキシコ市場に天然ガスを供給しています。
また、日本の伊藤忠商事と協力して、天然ガスの輸入や販売に関する事業を展開しています。この提携により、ONEOKは日本市場に進出し、グローバルなビジネスネットワークを構築しています。
そして、ロシアとは直接的な提携関係は持っていません。ロシアは世界最大の天然ガス生産国の1つであり、天然ガス市場において重要な役割を担っています。ロシアの天然ガスは、主にヨーロッパに輸出されており、ヨーロッパの天然ガス市場において価格や需要に影響を与えています。
ロシアとヨーロッパの今後の関係によっては、アメリカからヨーロッパへの輸出の可能性も出てきます。それにより、ONEOKのシェアが拡大されることもあるかもしれません。期待を込めて追加購入を検討しています。アメリカを中心にカナダ、メキシコでエネルギー供給をしているONEOKの紹介でした。
銘柄分析は出来ないけれど、自分なりの分析と直感で長く保有出来る銘柄を見つけては買いためています。最後まで読んでくださって、ありがとうございました!