アルトリア・グループは、アメリカ合衆国バージニア州に本社を置く、タバコや関連商品を扱う企業グループです。アルトリア・グループは、フィリップ・モリス・インターナショナル、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、イマリ・インターナショナルなどの大手企業と並び、世界で最も大きなタバコ企業の1つです。
企業情報<Enterprise>
- 名称 アルトリア・グループ Altria Group,Inc.
- 本社 アメリカ バージニア州
- 設立 1920年
- 業種 たばこ
- 事業内容 タバコ・ワイン製造会社
- 公式ウェブサイト Altria Group | Moving Beyond Smoking
アルトリア・グループは、世界最大のタバコメーカー。日本ではタバコの喫煙は減っていますが、世界的に見るとまだまだ需要は大きい分野です!
銘柄情報<Brand>
- ティッカー MO
- セクター 生活必需品セクター
- 市場 ニューヨーク証券取引所(NYSE)
景気に強いと言われる、一般消費財セクターの中でも、タバコやアルコール類の一般消費材セクターで、世界最大規模の企業です!
歴史<History>
- 1920年 フィリップ・モリス・カンパニーズ設立
- 1985年 ゼネラルフーズ社を買収
- 1988年 フィリップモリス社がクラフトフーズ社を買収
- 2003年 フィリップ・モリス・カンパニーズからアルトリア・グループへ社名変更
- 2007年 クラフトフーズ(食品メーカー)をスピンオフ
- 2007年 ジョンミドルトンを買収
- 2008年 フィリップ・モリス・インターナショナル(タバコメーカー)をスピンオフ
- 2009年 UST Inc.を買収
- 2017年 シャーマングループホールディグスLLCとその子会社(ナットシャーマン)を買収
- 2021年 セントミシェルワインエステート事業の売却を完了
設立から100年。買収とスピンオフを繰り返し、強く大きく成長してきた世界屈指の大企業です!
配当<Dividend>
アルトリア・グループのすごいところは、何と言っても高配当なこと。2022年の配当利回りは7%以上です!
- 配当回数 年4回
- 配当月 2,5,8,12月
- 配当金(1株当たり)$3.76
2018年からの5年間、配当は増配し続けています。5年間で約25%の増配です。驚きの増配率です!
分析<Analysis>
アルトリア・グループは、多様な製品やブランドを通じて、世界中の消費者にタバコ製品を提供していますが、その一方で、タバコに関する健康リスクに対する懸念や、タバコ業界に対する法的規制の厳格化などの課題に直面しています。タバコ業界全体が縮小の方向に向かっているようです。
そこで、アルトリア・グループは、禁煙製品の分野に進出しました。
禁煙製品には、ニコチンパッチやガム、口内スプレー、喫煙代替製品としての電子タバコなどがあり禁煙製品市場は近年急速に拡大しており、順調に成長しています。
電子タバコ事業にも進出しています。電子タバコは、喫煙行動を代替することができるため、禁煙や喫煙量の削減を目指す人々にとって、重要な選択肢となっています。
また、タバコ以外の事業分野にも進出しており、利益を上げています。
アメリカのビール市場において、クラフトビールや輸入ビールなどの人気が高まる中、ビールメーカーの「クラフト・ブルワリーズ」や、イギリスのビールメーカー「スプリングフィールド・ブリュワリー」を買収しています。
これらの取り組みにより、アルトリア・グループは、タバコ以外の事業分野からも収益を上げることに成功しています。
ただし、同社の主力事業は今もなおタバコ業界であることは変わりません。
買うか買わないか<Buy>
このような現状を踏まえて、購入するかどうか? 購入し保有しています!
なにより、50年以上連続で増配し続けている驚異的な銘柄です。増配をし続ける事が出来るという事は、健全な経営をし続けているという証でもあります。
時代が移り変わっていく事は必然です。変化に対応出来るかどうかが優良企業か否かではないでしょうか。
現状は、電子タバコであっても健康リスクがありますが、もし健康にも環境にも全く害の無いタバコが開発されたらどうでしょうか?(もはやタバコではないかもしれませんが)
それは大きな収益に結び付くはずです。そんな期待(キャピタルゲイン)も込めて、保有しています。
しかし株価はというと・・・
2018-5年間の株価です。上下してはいますが、下がり気味のように見えます。
チャートの分析など出来ませんが、縮小していくタバコ業界で奮闘している状況でしょうか。
増配し続けている配当を受け取り、健康リスクのないタバコの開発に期待しながら、しばらく保有していきたいと思います。
この先どうなるかはわかりませんが、2022年後半に株価が下がり、配当率は8%と断トツで高配当です。これまでの実績から考えて、ある程度信頼できる銘柄なら、株価が下がっているタイミングは買いのタイミングです。値下がりしているうちに仕込んでおいて、ググっと値上がりしてきたらなおグッド!そんなワクワク気分にしてくれる「アトリア・グループ」の紹介でした。
銘柄分析は出来ないけれど、自分なりの分析と直感で長く保有出来る銘柄を見つけては買いためています。最後まで読んでくださって、ありがとうございました!